ベンチャーお化け日記

ベンチャーでマーケティングをしている30代の筆者がその日々を書き綴ったり、綴らなかったり。

当事者意識をもてという謎のお化け。

よく、「当事者意識をもて」という言葉が氾濫している気がします。

 

もちろん、なにもなく当事者意識をもてる場合は、それでいいのでしょうが、そうでない場合が往々にしてある気がします。

 

そうでない場合は、よく、お金(ベンチャーだったらストックオプション)や立場的な何かで補足する場合がほとんどだと思うのですが、もしそれがなかった場合、このそうでない人はなにを持って「当事者意識をもつ」のでしょうか?

 

今やっている仕事のやりがいなのか?

頑張っているという自己顕示欲なのか?

 

 おそらくそれは「NO」であり「YES」だと思います。

 

ただ「YES」であってもそれは片翼で、モチベーションややることが変わったり、環境のいずれかが変化したらなくなってしまうのでしょう。

 

では、どうやって「当事者意識をもつ」のでしょうか。

 

これは、私の周りでもよく悩んでいる人がいるのですが、私の結論としては、「当事者意識をもつ」こと、当事者意識を持ち続けることは不可能だと思います。

 

どうしたらいいのか?

 

 当事者意識はもつものではなく、マネージメントによって持たせることが重要になる気がします。メンバーが何を求めているのか。それをマネージャが考える事が重要になってくるかと思います。

 

あるときは、対価でうごくかもしれないし、またある時はキャリアを見せることかもしれません。

 

ただ、「当事者意識をもて」ということは単なるモチベーションの喪失にしかつながらない場合が多く、「当事者意識をもて」という場面に出会った時は一旦落ち着いて、どうやったら「当事者意識をもたせる」ことができるのだろうと、マネージャが考える事、そちらの方が圧倒的に重要なことなのではと、メンバーに「もっと、当事者意識を持てよ!それがないからこんなミスするんだろ」みたいな感じで注意していた時に思いました。

 

本当にごめんなさいおばけです。